葬儀、告別式に参列できなかった場合

葬儀や告別式に参列できなかった場合にも、いくつかのマナーがあります。このような場合、すぐに対応できるよう、身につけておきましょう。特別な理由で葬儀や告別式に参列できない場合、連絡を受けた時不在だった為あとで訃報を知った場合などは、すぐに電話でお悔やみを述べます。その際、先方の都合を聞き、香典を持参したうえで弔問しましょう。

すぐに弔問に行けないときは、その旨を電話で伝えて、香典は現金書留で送ります。香典を送る際は、葬儀を欠席した無礼を詫び、故人の冥福を祈る旨を書いた手紙を添えましょう。お悔やみ状は、白無地の便箋と封筒で書きます。不幸が重なるのを避けるといった意味から、便箋は一枚に収めましょう。

文面は、時候のあいさつなどは省略します。訃報を聞いたときの驚き、お悔やみの言葉、故人との関係、参列できなかった事へのお詫び、といった内容を盛り込みます。書くときは、黒の万年筆を使い、忌み言葉などを使わないように注意しましょう。また、お悔やみ状を送る際は普段使う切手ではなく、お悔やみ用のものを使います。

お悔やみ用の切手は、郵便局の窓口で購入できます。葬儀後に弔問する場合は、手短にすませるのが礼儀です。お悔やみを述べて香典を渡した後、後飾りの祭壇に礼拝します。四十九日後で後飾りがない場合は、仏壇に礼拝しましょう。

以上が、葬儀や告別式に参列できなかった場合のマナーです。できるだけ早くお悔やみの電話、もしくは手紙を出し、弔問するようにしましょう。