葬儀でのマナーについて

葬儀というのは、なるべく行きたくない場所です。親しかった人が亡くなることを、なかなか受け入れられなくて、葬儀に行きたくないと思う人もいますが、それは間違いです。そのときは現実が受け入れられなくても、お通夜や告別式に参列することで、しっかりとお別れをすることで、気持ちの整理をするということが大切です。それは亡くなって仏になってしまった人を見届けるということと、自分の中で、お別れの気持ちを伝えることが大切なのです。

そんな葬儀でのマナーというのはどのようなものなのでしょうか。喪服を着るとか、靴やバックに光るものをいれないとか、蛇革などは持たないなどいろいろなマナーがあります。お化粧を華美にしないとか、数珠を持っていったほうがいいとも言われています。しかしながら、じつはそんなことは、そこまで重要なことではないです。

本当に時間がなくて喪服の用意をする時間もなかったということでしたら、スーツにネクタイを黒にしておけば、失礼には当たりません。忙しい現代人ですから出張を切り上げて参列することもあるからです。一番大切なのは、遺族に寄り添ってあげたいという気持ちをもっているのかということと故人とのお別れをするために、なんとか参列したいという気持ちが一番大事です。そういう気持ちがあれば、服装が間に合わなかったとしても失礼には当たらないのです。

葬儀に参列して、お別れをするのが、故人への供養になっていくのです。