家族や親族の愛情が詰まった葬儀

2年前に他界した祖母を送ったのが、家族葬でした。参列者は限られた人のみで、地域住民や会社関係は一切参列しないため、気楽に過ごすことができました。申し込みはインターネットで行いました。以前から亡くなったら家族葬にしようと決めていたため、話し合いはスムーズに進みました。

コースがあったため葬儀の段取りは明確でした。全て会場の人にお任せというわけにはいかないので、自分たちでできることは準備しました。まず思い出の写真が必要と聞き、祖母の若かりし頃の写真を複数枚用意しました。嫁いだ頃の写真や家族が成長していく過程、亡くなる直前の写真など様々でした。

それを会場に飾るのですが、好きな場所に飾れるのが魅力的でした。次に会場に飾る花を選びました。祖母はユリが好きだったので、真っ白なユリを注文しました。当日会場へ入ると、目につく場所にたくさん配置されていたため、イメージした通りになって嬉しかったです。

最後に棺へ入れるメッセージをみんなで書きました。総勢15名の葬儀だったのですが、納棺時にはたくさんのメッセージで溢れていました。こんなにも大切にされている祖母を見て、感謝しました。また丁寧に見送ることができたので、安心しました。

葬儀や供養が終わった後、再びメモリアルコーナーへ行きました。写真の中の祖母はいつも笑っており、78年という人生の重みを知ることができました。家族葬は家族のためにあると、改めて思いました。